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第8回
神無月
「和人の会 1周年スペシャル」
2009.10.30椿山荘「錦水」

和人の会、記念すべき1周年の集いが「椿山荘」にて行なわれました。定例会と趣をかえ、今回はカメラマン松永氏の写真を中心に、フォトレポートとしてお伝えいたします。

■「能舞台」

能舞台
ほのかな明かりに包まれ、池に浮かぶよう作られた能舞台。「和人の会」のために特別な許可を得て、取り壊しを一日延期していただきました。舞台に佇むと、心がしんと静まり、幽玄の世界へ誘われるようです。

舞台塾長

■「お茶会」

お茶会
「錦水」の広間にて行なわれたお茶会。広い空間を引き締めているのは、大徳寺のご住職(故人)がお書きになった掛け軸。十三夜のお飾り、お菓子…ひとつひとつに季節感、日本人の美意識が宿っているようです。

お茶菓子
この日のお菓子は入船の「龍田」。もみじをかたどった、目にも鮮やかなねりきりでした。 お茶には「おもてなしの心」「思いやりの心」が込められているそうです。所作、器、しつらい、精神。全てが一体となって昇華したのが「茶の湯」だということを改めて感じ、その心を見直していきたいと思いました。

お正客 お抹茶
茶会における最上位の客を「正客(しょうきゃく)」と言います。正式な作法を実践するため、今回は4名の方が代表として前列でお茶をいただきました。

頂き方
茶碗の回し方を習っているところ。回す意味は、飲む時に茶碗の正面を避けるためです。

■「懐石」

懐石と俵木章浩氏
料亭「錦水」の総支配人 俵木章浩氏より、料理と作法についてのお話を伺いました。中でも印象的だった「懐石」と「会席」の違いについて、お伝えします。
現在では「懐石」はお茶会、「会席」が酒宴の料理というのが定説となっています。なぜ「懐石」は「懐」に「石」と書くのかというと、禅僧が懐に温石を入れ、飢えと寒さを紛らわしたという故事に由来しているとか。お茶の魅力を堪能していただけるよう、空腹を癒すため料理を食すというのが、懐石料理の起源だそうです。一方「会席」はもともと連歌や俳諧の席の料理のこと。時代とともに変化し、今では酒宴の席の料理となっているのだとか。

お料理
この日振る舞われたお料理の数々。いただく前から心が浮き立つような、器づかいと盛り付け、そして素材を引き立たせるようなふくよかな味わい…写真ではおいしさをお伝えできないのが本当に残念です!
お献立

能舞台とお茶会だけでも貴重な体験なのに、このような素晴らしいお食事もいただくことができるなんて、と皆で感激いたしました。
「おもてなしの心」が宿っているのは、お料理にもお茶にも通じるところ。予定を1時間近くオーバーしてしまったにもかかわらず、私たちのためにお茶とお料理を振る舞ってくださった「錦水」の俵木支配人はじめ、スタッフの皆さま、本当にありがとうございました。
錦水集合

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